平成19年6月、星山小学校新校舎の完成を記念し、校舎建築に使用した
町有林の伐採跡地で植林が行われました。
児童、地域住民およそ130人が集まり、1000本の杉の苗が植樹されました。
植樹した苗の中には、児童が平成18年の環境学習の時間にどんぐりを拾って
育てた苗木もありました。
その「星山みんなの森」に星山小学校5・6年生が訪れ、森の大切さを学ぶ
「森林学習」を行いました。
最初に、紫波みらい研究所の会員が講師となり、パネルなどを使った
森の働きを学びました。

その後、平成19年に「星山みんなの森」に先輩方が植樹した木が
今、どうなっているか、実際に見学しました。
杉の木は、すくすくと成長していました。しかし、枝打ちなどの手入れを
しなければならない状態でした。
その現状をみて、児童の皆さんは、みらい研究所へのお礼のお手紙に
次のようなコメントを書いてくれました。
・木は放置していても育つけど、売り物にはならない。お世話する必要がある。
間伐や下草刈りなどをして森を大切にし、地球温暖化を防ぎたい。
・熊が里に下りてくる理由がわかりました。森がなくなり、動物たちがすみかを
なくしている。森を育てる手伝いをしたい。
・今までは、森があるときれいだなあというくらいしか思っていなかった。
森の働きを知った今、きれいに育てれば、動物も豊かに暮らせるとわかった。
これからは、間伐したり、木を植えたりして、緑の森を大切にしたい。
・「星山みんなの森」がとても荒れていたことがとても心に残った。
みんなで頑張って変え、役に立ってほしいので、手入れに協力したい。
・今まで木を植えたら、それで終わりだと思っていた。でも、間伐などをしないと
森は育たないと知りました。手入れをして大切に育ててほしい。
・木ってすごいなあと思った。いつか森の木を使って木工品を作ってみたい。
子どもたちの思いがひしひしと伝わってくる文章でした。
この思いを無駄にすることのないよう、考えていかなければと思っています。


さあ~、動き出そう!
星山小学校の皆さん、ありがとうございました!
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