今年度紫波みらい研究所では、「平成27年度岩手県民参加の森林づくり促進事業」の支援をうけて、「紫波の森づくりをはじめよう!森林整備技術講習会」を6月から2月まで全8回の予定で実施しております。
遅くなりましたが、今までの講習会の様子をご紹介します。
講習会は赤沢公民館、赤沢の山林をお借りし、NPO法人いわて森林再生研究会の指導で行われています。
初回の6月20日、作業をする際の注意事項を確認した後、作業場所で道具の扱い方について説明を受けました。
チェンソーを持って構え方も大事です
チェンソーで木を切ってみます

道具の手入れも大事です
2回目の7月は、チェンソーの手入れの仕方から
分解し、コンプレッサーやブラシを使って木くずなどを取り除きます

目立ての仕方で切れ味が変わってきます 作業現場付近のあじさい(あじさいロード)

その後、作業場所では林の調査の仕方を習います。
胸高直径などを図り、保育密度の計算をします

どの木を切るか先端まで見て決めます

倒れる方向を決めチェンソーを入れる箇所を確認します 倒した後は枝を落とします

長さを決めて玉切りします
9月の赤沢周辺 一面がコスモスの秋です

2か月ぶりなので、構え方からおさらい さあ、今回は自分で伐倒していきます

掛り木の処理の仕方も学びます

どの木を切るか見極め方も大事です

この作業は10月も繰り返し行われました
さて5回目となる
11月、雨天のため座学となりました。
国内の森林の状況や木材の供給量について確認し、最近の林業労働災害については事例を交えて「なぜこんなことが起きたのだろう?」とみんなで推理してみました。
また林業だけでなくいろんなことに使える「ロープワーク」は、みなさん苦戦(作業に夢中で写真無しです)していました。
そして今回は道具のメンテナンス、「なた」の研ぎ方を習いました
砥石を使って、光り方や音を聞きながらという作業は、結構奥が深いのです。


こちらも、何度やってもわからないチェンソーの目立て 繰り返し覚えるしかないようです

この講習会は少人数(10名程度)で、じっくりとわからないことはその都度確認しながら教わることが出来ます。
四季折々の山の移り変わりを見ながら、和気あいあいと行われています。なぜか女性が多いです。
講習会は2月まで行われますが、来年度も開催する予定です。
広報等でご案内しますが、興味のある方は紫波みらい研究所までご連絡ください。
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